健康のこと · 2024/12/14

その健康法は「日本人の体質」に合っているのだろうか？！～欧米人向きの健康法～

こんにちは．漢方健康薬剤師の井上満弘です。

今回は

「その健康法は日本人の体質にそもそも合っているのだろうか？！」

というお話をさせて頂きます。

例えば、

「ヨーグルトを毎日食べると腸内環境も整え体に良い」

「牛乳を毎日飲むと骨を強くしたり、体に良い」

「水は体に絶対必要なものなので、1日２L以上とかたくさん飲んだほうが体に良い」

そういった健康法が常識のようになっていますが、本当に体に良いのだろうか？

ということなんですね。

結論から言ってしまうと、

これらは日本人の体質には合ってないんですね。

これらは欧米人向きの健康法ということになります。

メディアは欧米で流行している健康法を競って紹介しますし、西洋医学が主流だった日本はやはり西洋の情報を取り入れたりすることが多いです。

でも日本人は欧米人とは違った遺伝子を受け継いでいますし、違う環境要因のもとで生きてきていますので、
当然欧米人の体質とは多くの点で違うんですね。

人間というのは、生きてきた風土とか食生活とか築き上げてきた遺伝子とかで、地域ごとに体質にある共通した傾向が出てきます。

例えば、狩猟民族で肉や乳製品を食べてきた欧米人は、肉や乳製品を消化するための消化酵素がたくさん出るような体質になっているのですが、

農耕民族で肉や乳製品はあまり食べなくて植物性の食べ物が中心だった日本人は、伝統的に肉や乳製品を消化するための消化酵素が少ない体質なんですね。

そういうふうに欧米人の体質と日本人の体質は違うわけなんですけども、

もちろん全ての人がそうとは限らないですし、日本人の中にも欧米人っぽい体質の人もいますし、欧米人の中にも日本人っぽい体質の人もいたりします。

さらに、日本人の中でもいろんな体質があるわけなんですけども．

ただ、大きく共通した頃向っていうのがあるわけなんですね。

例えば、「牛乳」についてまずお話しさせて頂くと、

牛乳って子供の頃から体にいいものとして当たり前のように飲んできた人が多いと思いますが、実は日本人の体質にはあまり合っていないものになるんですね。

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