漢方薬が効かない人 ~腸内細菌が漢方薬の効き目を左右する~

 

 

漢方薬がとても効果があったという人と、

 

全然効果がなかったという人がいます。

 

 

 

もちろん、その人の体質や状態に合った漢方薬を飲まないと効果は出ないですし、

 

慢性病を治したり体質を改善する目的の場合はある程度時間がかかるので、すぐには効果は出ない

 

ということもあります。

 

 

 

それからもう1つ、漢方薬が効果がない原因として考えられるのが、

 

 

その人の腸内環境です。

 

 

 

先日のNHKスペシャルで東洋医学の特集が放送されていて、その中でも言われていたのですが、

 

 

腸内細菌が漢方薬の効果を引き出している

 

 

ということが分かってきています。

 

 

私たちが飲んだ漢方薬は、私たちの腸の中に住んでいる腸内細菌によって

 

分解されて吸収されて効果を発揮します。

 

 

腸の中の善玉菌が漢方薬の効果を引き出すわけなのです。

 

 

なので、まず腸の状態や腸内環境を良くするということが大事になります。

 

 

 

 

 

「すべての病気は腸で始まる(All disease begins in the gut)」

 

古代ギリシャにおいて「医学の父」「医聖」と称されたヒポクラテスが残した言葉です。 

 

 

 

「万病は腹に根ざす。これをもって病を診るには必ず腹を窺(うかが)う」

 

これは、江戸時代の漢方の名医、吉益東洞が残した言葉です。

「すべての病気のもとは腸にあるから、病気を診るには腸の様子をよく見る必要がある」という意味です。

 

 

 

昔の人がそう言ったように

 

あらゆる病気は

 

実は腸から起こっています。

 

※その辺に関しては別の記事に書いていますので、そちらをお読み下さい

「腸の漏れ」が多くの慢性病をひき起こす【花粉症・アトピー・ぜんそく・橋本病・過敏性腸症候群・うつ・・・】【リーキーガット症候群】

 

 

 

 

なので、私は腸の状態を良くするものと漢方薬を組み合わせて処方させて頂くことが多いのです。

 

漢方薬単独で飲む場合と効果はやはり違いますし、

 

腸のほうから根本的にやっていく必要があるからです。

 

 

 

漢方薬の効果がないという人は

 

是非、腸内環境を良くすることもやってみて下さい。

 

 

食物繊維が豊富に含まれているものを食べたり、発酵食品を食べたり、

 

私たち日本人の場合は和食を食べるということが腸のために一番です。

 

ヨーグルトや一般的によく売られている乳酸菌製剤や乳酸菌飲料はあまりおすすめしないです。

 

なかなか私たち日本人の腸には住み着かないからです。

 

すぐ追い出されてしまってなかなか定着しません。

 

なので、私は特別な乳酸菌や特別な漢方サプリを腸を良くするためにおすすめします。

 

特別な乳酸菌というのは、私たちの腸にもともと住み着いている善玉菌のエサとなり増やしてくれますし、一度に何兆個もの大量の乳酸菌を摂ることができるものになります。

 

※動画「死んだ乳酸菌」の方が「生きた乳酸菌」より免疫活性が高いって本当⁈

 

ご興味のある方はご相談下さい。

 

 

 

 

病院の漢方薬を飲んでいるけど効果がない

 

ドラッグストアやネットで漢方薬を購入しているが効果がない

 

という方、是非ご相談下さい。

 

あなたに合った漢方薬や漢方サプリを処方いたします。

 

 

 

(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)