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9月7日は「白露」でした

 

配信が遅くなってしまいましたが、

 

9月7日は、二十四節気のうちの一つ、「白露」(はくろ)でした。

 

 

※二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの、つまり1年を24等分したものになります。

二十四節気を知っておくとより繊細に季節の移り変わりを感じることができます。

一年の自然の移ろいを把握し、季節に合った生活養生をするというのも東洋医学のとても大事な考え方です。

 

 

 

暦の上では、草木に朝露が宿る頃とされ、日、一日と秋の気配が深まっていきます。

 

 

夜間や明け方の気温低下がさらに加速して、

地面に接した空気の温度が露点以下に低下すると大気中の水蒸気が水滴となり、

草木の葉の上などに白く光る朝露が見られるようになるために「白露」と呼びます。

 

 

 

 

昼夜の温度差も大きく、空気も乾燥します。

 

朝晩の風の中に肌寒さを感じさせる冷風が混じり始めます。

 

 

 

秋は「肺」(=呼吸器系)が弱りやすい季節です。 

風邪や鼻炎なども増えてきますので、くれぐれもご注意ください。

 

 

 

 

暑い夏場にしっかり汗をかかなかった人は、

熱が内側にこもり、秋になって渇いた咳が出ることが多いかもしれません。

 

 

夏に冷たい水分をたくさん摂っていた人は、

秋になって痰が多い咳が出ることが多いかもしれません。

 

 

 

渇いた咳の人には、長芋類、ゆり根、梨などがおすすめです。

 

 

痰が多い人には、長芋類、キノコ類、海藻類などがおすすめです。

 

 

漢方薬もおすすめですので、ご相談下さい。

 

 

 

今年はまだまだ暑さが続きそうですが、

 

だんだん乾いて涼しい風が吹くようになりますので、少しずつ着るものも重ねていく必要があります。

 

まずは襟のあるシャツや薄手のスカーフで首回りのケアをしましょう(^^)

 

 

 

 

(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)