先週はだいぶ暖かくなっていましたが、
今週はまた冬に逆戻りでとても寒いですね(>_<)
体調管理、くれぐれもお気を付けください。
まだまだ冷えますので、冷えについてのお話をさせていただきます。
体が冷えると血流が悪くなり、酸素や栄養が運ばれなくなります。
老廃物も排出されなくなり、体内に蓄積されてしまいます。
また、体温が1℃下がると免疫力は約30%、基礎代謝は薬12%低下するといわれています。
冷えは我慢せず、しっかりと向き合って対処する必要があります。
「いつものことだから」と油断せず、症状が重くなる前に行動しましょう。
今回は、冷えをタイプ別に分け、それぞれ効果的なツボをご紹介させていただきます。
まず1つ目は、体内で熱を作れないタイプです。
基礎代謝は1日のエネルギーの約70%を占めていますが、
筋肉がそのうちの約40%を占めています。
つまり筋肉量が少ないと生み出せる熱が少なくなるのです。
食生活を見直し、適度な運動をすることに加えて、身体全体を温め基礎代謝を上げてくれるツボ『大椎(だいつい)』に温灸するのがお勧めです。
2つ目は、熱はあるものの熱を全身に巡らせることができないタイプです。
自律神経の乱れからくることが多く、ストレスや気温の変化、寝不足などが原因です。
冷たい物を摂ることが原因の方もいらっしゃいます。
飲み物も体温以上の温かい物を摂ることをおすすめします。
自律神経を整えてくれる『耳』に温灸がお勧めです。
3つ目に、体内に熱が逃げやすい、熱を溜められないタイプです。
これはむくみがある方に多くみられます。
また、皮下脂肪の量も問題です。
脂肪には血管がほとんどないため、熱が加わってもその熱が全身に伝わりにくくなるのです。
仙骨を温めることができる『八髎穴(はちりょうけつ)』に温灸がお勧めです。
仙骨は建物に例えると大黒柱を支える大切な土台です。
女性にとっては仙骨を温めることが子宮を温めることにもつながります。
女性は男性に比べると脂肪も多いため、熱伝導が悪くなりがちです。
脂肪が少ない八髎穴を直接温灸で温めることが効果的です。
※耳・・・全身のツボがたくさんあります。耳を温灸することで全身のツボを刺激することができます。
※大椎・・・首を前に倒したときに襟首の所に飛び出る骨の下の部分。
※八髎穴・・・お尻の割れ目の少し上の部分。
冷えは病気ではありませんが、様々な身体の不良を引き起こす要因となり、将来的に病気を招くことも少なくありません。
温灸は1日何回しても大丈夫ですが、毎日朝晩2回をお勧めしています。
連続して使用する場合、2時間は間隔を空けるようにしてください。
※発熱時・飲酒時・入浴前後1時間・傷口や炎症部・眼球への使用は控えてください。
健康は1日にしてならず。日々の養生が大切です。
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