YouTubeでも免疫力を高める簡単な方法をお話しさせていただいたのですが、
その中でも特に反響が多かったのが、
「爪もみ」です。
爪をもむだけの誰でも簡単にできる方法です。
免疫力を高める最も簡単な方法と言えるのではないでしょうか。
免疫力が低下する最大の原因は、自律神経のうち交感神経が過度に緊張して、リンパ球が減少することにあります。
爪の生え際には井穴(せいけつ)というツボがあり、神経線維が密集しています。
感受性が高い場所なので、痛い刺激を与えると一瞬で交感神経緊張に偏るのですが、
その偏りを副交感神経が元に戻そうとして反射を誘導します。
交感神経、副交感神経どちらかに偏り過ぎていた人でも、反射によって理想的な状態に戻ります。
つまり、爪をもむことで自律神経の働きを副交感神経優位に導き、リンパ球を増やして免疫力を回復させるのです。
爪もみは穏やかな刺激なので、気長に続けると徐々に体に変化があらわれます。
やり方は、いたって簡単。
すべての指の爪の生え際を順番に、反対側の親指と人差し指で、両側から痛いくらいにつまんでギューっと押し続けるだけです。
1日2~3回、爪の生え際をそれぞれ10秒ずつ、
自分が治したい病気や症状がある場合は、対応する指は念入りに20秒ずつ押し続けてください。
ただし、薬指に関しては交感神経緊張を招くので、通常はもまないようにしてください。
下半身の症状に対しては足の指の爪ももむとより効果的です。
毎日継続して行うようにしましょう(^^)
(有野台薬品・漢方健康薬剤師 井上満弘)