まだまだ梅雨は明けそうにありませんが、
毎年、梅雨明け直後に熱中症が多発します。
熱中症予防には、
水分補給とともに、塩分・ミネラルの補給が大切ですが、
スポーツドリンクやジュースをペットボトルでガブガブ飲んでおられる方が結構多いですね。
スポーツドリンクやジュースには、糖分が多量に含まれています。
ポ〇リスエットだと、ペットボトル(500ml)で35gの糖分が含まれています。
これは角砂糖9個分に相当します。
野菜ジュースでも角砂糖4~5個分くらい入っています。
野菜ジュースは体にいいイメージがありますが、飲み過ぎるのは逆によくありません。
熱中症予防のためにと、スポーツドリンクやジュースをガブガブガブガブ飲んでいると、
糖分の摂りすぎになってしまいます。
ポカリスエット1本で35gの糖分を摂ったとすると、
血糖値は175ml/dlほど上がります。
ガブガブガブガブ飲みまくっていると、高血糖で倒れてしまう可能性もあります。
糖分の摂りすぎは、糖尿病にもつながりますし、アレルギー疾患やうつなど、様々な病気につながります。
スポーツドリンクというのはもともとスポーツをする人のために作られたドリンクです。
激しい運動をするわけですから、それだけ糖分は消費されます。
でも、運動をしない人が飲めば血糖は上がるだけです。
たまにスポーツドリンクやジュースを飲むのは構いませんが、
しょっちゅうしょっちゅう飲むのはやめるようにしましょう。
熱中症予防には、水やお茶を飲み、塩分補給には梅干しや塩を追加しましょう。
(有野台薬品 井上満弘)