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疲れがとれない、うつ、花粉症、アトピーなど…「副腎疲労」って何?

 

 

 

 

前回は、

 

過剰な糖質の摂取

血糖値の急上昇

インスリンの分泌

血糖値の急降下

コルチゾールの分泌

 

という悪循環が繰り返されることによって、

 

うつやアレルギー疾患などになってしまうことを書きました。

 

 

 

今回は、副腎疲労について書きたいと思います。

 

 

コルチゾールはストレスに対抗する抗ストレスホルモンであり、

 

血糖値を上昇させたり、アレルギー症状を抑えたりする働きも持っていて

 

副腎から分泌されます。

 

 

抗ストレスホルモンですから、

 

ストレスが過剰であれば、それだけ分泌量は増えます。

 

 

 

また、糖質を過剰に摂っていると、

 

前回書きましたように、それだけ分泌量は増えます。

 

 

頻繁に分泌されていれば、それだけ副腎は酷使され、疲れてしまいます

 

 

 

 

そもそも、副腎というのは、

 

多種多様なホルモンを分泌するとても重要なところです。

 

左右の腎臓の上にちょこんとのっている、重さ5gほどの小さな器官ですが、

非常に重要な役割を担っているのです。

 

 

副腎は外側の副腎皮質と内側の副腎髄質という2つの組織から成っていて、

 

副腎皮質からは、コルチゾールなどのステロイドホルモンや、男性ホルモンや女性ホルモンの前駆体である性ホルモンを分泌しています

 

副腎髄質からは、アドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンが分泌され、血圧、血糖値、脈拍などを調整しています。

 

 

 

副腎が疲れてしまうと、これらのホルモンが充分に分泌されなくなってしまいます

 

これらのホルモンはとても重要な働きをしているわけですから、

 

うつ、アレルギー疾患、糖尿病、高血圧、疲れがとれない、気力が湧かない

 

など、さまざまな症状につながってしまうわけなのです。

 

 

漢方では、補腎薬といって、副腎をふくめた「腎」を元気にしていくことを考えます。

 

糖質のとりすぎに注意するとともに、

漢方で副腎を元気にさせましょう(^^)

 

 

(有野台薬品 井上満弘)