前回のおやつについての記事でも書きましたが、
ふんわり、サクサク、やわらかい食材→血糖値が上がりやすい
硬くて、ずっしりとした食材→血糖値を上げにくい
ということが言えます。
硬い食材は、噛むのに時間がかかる分、少しずつ腸に到達します。
その結果、腸からの血糖の取り込み(食後の血糖値上昇)も穏やかになります。
また、硬くてずっしりした食材のほうが、一般的にカロリーは低めです。
パンで考えてみましょう。
フランスパン(バゲット)は硬いですね。
材料は小麦粉と塩、水、イーストだけです。
一方、やわらかい食パンには油脂や卵、砂糖が使われています。
どちらが高カロリーかというと、当然、食パンですよね。
さらに、サクサクやわらかいクロワッサンは、バターもたっぷりの高カロリーです。
これはクッキーやビスケットなど、「サクサク」した食材に共通の特徴です。
お肉も同じことがいえます。
サーロインやロース、カルビなどの食べやすくやわらかい部位は高カロリーですね。
しっかりした身のヒレや肩肉などは低カロリーです。
食後の血糖が急に上がらないよう、そしてカロリーをとり過ぎないために、
「硬くてずっしり」した食材を選びましょう(^^)
(有野台薬品・漢方薬剤師 井上満弘)