投稿が2日遅れてしまいましたが、
6月22日は、二十四節気のうちの一つ、「夏至」(げし)でした。
一年のうちで最も昼が長い日で、この日を境に次第に日脚が短くなっていきます。
陽気の最盛期を迎える一方で、陰気がすでに芽生え始めます。
気温がますます上昇するとともに、雨も多いので、
暑熱の気候が湿気と結びついて、五臓のうちで脾胃の機能を損ないやすい時期です。
つまり、胃腸が弱りやすい時期ということです。
胃腸の機能が弱ると、食欲不振や倦怠感、お腹の膨満感、エネルギーや気血不足による全身の様々な失調が引き起こされます。
また、水分代謝がうまくいかず、余分な水分がたまり、頭痛やめまい、むくみなども起きやすくなります。
汗を多くかく季節には、酸味のもの(表を引き締める)や塩辛いもの(心を補う)をとることも必要ですが、
夏の食事は基本的に消化の良いあっさりしたものが良いです。
脂っこいもの、甘いもの、冷たいもののとりすぎは胃腸を弱め、水分代謝を悪くしたり、熱を生じたりします。
近畿はまだ梅雨入りしていませんが、ようやくもうすぐ梅雨入りとなりそうです。
胃腸に気をつけてお過ごしください(^^)
(有野台薬品 井上満弘)