「腸の状態を整える」「記憶力を維持する」「目のピント調節を整える」「美肌に導く」…
などなど、そうした働きがあると表示できる機能性表示食品。
2015年から制度化され、発足から4年で今や2000億円市場に拡大しているそうです。
業者が一定の科学的根拠を示して届け出れば、効果をうたうことができる仕組みです。
有効性や安全性を国が個別に審査、表示を許可するかどうかを判断する「特定保健用食品(トクホ)」に比べ、基準が緩いのが特徴で、
現在、1785件の届け出が公表されているとのことです。
そんな機能性表示食品ですが、
日本薬剤師会の検査委員会が21の機能性表示食品を無作為に検出し調査したところ、
5つの食品で成分がほとんど吸収されないことが判明したのだそうです。
新聞に掲載されていました。
↓ ↓ ↓
2019/5/4東京新聞記事: 効果ない「機能性食品」も 薬剤師会の試験で判明
というわけで、
私たちはお金を出してほとんど効果のないものを買ってしまっている、ということなのです。
特定保健用食品(トクホ)も企業がお金を出せば認可されることが多く、
中身はウソのものが多かったですが、
機能性表示食品はトクホよりも基準がゆるく認可されているものなので、
さらに信用できないのではないでしょうか?
たとえ、国が認可していようとも・・・・・(>_<)
私たちは、知らず知らずのうちにダマされてしまっているのです(T_T)
(有野台薬品 井上満弘)