眠気予防や気分転換にカフェインを含むコーヒーや栄養ドリンクを飲む人は多いと思います。
でも、カフェインを過剰に摂取すると急性の中毒症状を起こすことがあります。
健康な成人の場合、健康リスクが増大しない1日のカフェイン摂取量は400mg以下とされています。
カフェインには中枢神経系を興奮させて眠気を払う作用や、疲労感を軽減させる作用があり、
通常、摂取後30分ほどで、その効果が表れます。
コーヒーの場合、レギュラー、インスタントの別なく、マグカップ1杯(237cc)に100~150mgのカフェインが含まれています。
一般的な栄養ドリンクでは1本50mg、
エナジードリンクには80~150mg、
眠気防止薬には1回量につき100~160mg
が含まれています。
風邪薬にも鎮痛薬にもカフェイン配合のものがあります。
カフェインを摂ると、体内で代謝され血中濃度が半減するまで4~6時間かかります。
その間に、さらにカフェインを摂取し続けると、重篤な急性の中毒症状が現れることがあります。
中毒症状には、
頭痛や吐き気、心拍数の増加、不安感、不眠、下痢、手足の震えなどがあり、
嘔吐や意識障害を起こすこともあります。
日中、エナジードリンクやコーヒーを飲みながら仕事をして、
夜に眠気防止剤を飲み、
頭痛や肩こりがつらく鎮痛薬をよく飲む
といった人も多いのではないでしょうか?
そういった人は、カフェイン中毒のリスクが高いです。
体重や年齢、体調によっては、少ない量でも中毒症状が現れます。
私もコーヒーが好きでして、1日2杯飲みます。
でも、1日2杯までと決めています。
しかもマグカップいっぱいいっぱいには入れません。
マグカップ半分くらいです。
栄養ドリンクも当店でも置いていますが、
ノンカフェインのものをおすすめします。
特に風邪薬と併用する場合は、必ずノンカフェインのものにしましょう。
(風邪薬にもカフェインが含まれている場合が多いです)
栄養ドリンクだけでなく、
「キューピーコー〇ゴールド」や「ユ〇ケルの錠剤や顆粒」などの栄養剤にもカフェインは入っていますので
ご注意ください。
(50mgほど入っています)
若い人はエナジードリンクをジュースのように飲んでしまっている方も多いのではないでしょうか?
カフェインが多量に含まれています。
エナジードリンクの飲みすぎが問題になっていますので、
飲みすぎないように注意してください。
確かにカフェインを摂ると、眠気が覚めたり、シャキッと元気になったような気がします。
でも、刺激を与えて体を鞭打っているだけです。
体を鞭打っているわけなので、飲みすぎると余計、体が疲れてしまいます。
余計疲れてしまうからまたカフェインを摂ってごまかそうとします。
悪循環です。
疲れている場合は休養やリラックスが一番ですが、
忙しい場合は、カフェインではなく、なるべく自然に栄養を補えるものを摂りましょう。
当店には、天然の滋養強壮剤が数多くあります。
お気軽にご相談ください(^^)
(有野台薬品 井上満弘)