漢方って、長く飲まないとダメなんでしょ?

 

 

当店に来られたお客様からよく言われる質問なのが、

 

「どれぐらいで治りますか?

 

 漢方って、長く飲まないといけないんですか?」

 

です。

 

 

そこは必ず気になるところですよね。

 

 

ただ、どれくらいで治るかは、症状によっても、状態によっても、また個人差もあり、一概には言えません。

 

 

漢方薬は効果が現れるのに時間がかかるというイメージがあると思いますが、慢性病に使う場合はやはり時間はかかると言えます。

 

 

でも、病院の薬も何年、何十年と飲み続けておられる方ばかりですので、漢方だから時間がかかるとは言えないと思います。

 

しかも、病院の薬の場合は対症療法の薬が多く、根本的に治しているわけではありません。

 

漢方の場合は、対症療法ではなく体質を改善していきます。

 

 

慢性病に関しては少し時間がかかると思っておいてください。

 

 

病気であった時間が長ければ長いほど、治るまでに時間はかかると言えます。

 

状態が良くなったり悪くなったりを繰り返しながら改善していくことが多いです。

 

 

当店では、まずは3ケ月続けられることをおすすめしています。

 

 

 

一方、風邪など、急性症状の場合に使う漢方はすぐに効果が出ます

 

 

例えば、葛根湯など、風邪の引き始めに非常によく効きますよね。

 

また、こむら返りなどでよく使われる芍薬甘草湯も非常によく効きます。

 

 

 

漢方にも慢性症状に使うものと急性症状に使うものがあるわけなのです。

 

 

それらをうまく使い分けていくことがおすすめです。

 

 

 

(有野台薬品 井上満弘)