私たちの体は、約60兆個の細胞から成り立っています。
そして、見かけ上はあまり変化がないように見えますが、ものすごいスピードで日々新しく生まれ変わっています。
その生まれ変わる体は、日々私たちが食べている物から出来上がります。「食」という字は「人を良くする」と書きますが、食べることで私たちの体は作られ生きる力が生まれるのです(食は命なり)。ですから、普段私たちが何を口にするかは非常に大事なのです。自分の体のことをしっかり考えて、体にとって本当にいいもの、バランスよく食べることを心がけましょう。 現代人は「食」について軽視しがちです。便利さ・美味しさ・安さばかりに捉われ、とにかく美味しく安く手軽に食べれればよいという方がとても多いようです。 「医食同源」・・毎日の食事こそが病気の予防につながりますので、「食」についてもっと真剣に考えてまいりましょう。
私たちの口から摂り入れた食べ物が、体の中でどのように処理され私たちの生きる力になっていくのか、について書いてみます。
食べたものがまず胃腸で吸収されるには、元気な胃腸が必要です。ご飯がブドウ糖、お肉がアミノ酸や脂肪、野菜がミネラルと変換される為には、まず胃でこなされ、ぜん動運動で移動し、小腸の粘膜から能動輸送という形で血管に入らねばなりません。胃腸が弱いと吸収する力が出ず、血管に入れず素通りしてしまいます。
元気な胃腸を持つ人は、吸収された栄養素が門脈やリンパ管から肝臓へ運ばれ、新しい別の栄養素として作りかえられて、その人の生きるためのエネルギーに変えられます(エネルギー代謝)。
そして、一旦肝臓で蓄えられた栄養素が新たに血液となり(造血)、心臓の拍動によって60兆個の細胞でできたあなたの体中を循環し、一つ一つの細胞に栄養と酸素とホルモンを供給し、そこから老廃物と水と二酸化炭素をもらって帰り(浄血)、元気な60兆個の細胞を維持しつつ修復していきます。弱った細胞が古くなったりそのままだと機能が果たせず病気が出てきますので、この古い弱った細胞を修復する力(自然治癒力)こそが、私たちの元気を創る最大の力なのです。
毎日の食事の質・量・バランス・食べ方がとても大切ですし、その食べたものがしっかり私たちの生きるエネルギーになるためには、胃腸や肝臓などの内臓力、血液力が必要なのです。ですから、胃腸や肝臓などの内臓たちをよく労わり大事にしてあげてください。
人体の仕組みは本当に不思議です。誰が命令するわけでもないのに寸秒も休まず動き働いてくれています。また、私たちの不摂生でその仕組みにひずみが出来ても、それを正そうとする力(自然治癒力)が働いてくれます。幾重にもなる防御機構も備わっていて見事というほかありません。時には見事な才能を持っているこの自分の身体をほめてあげてくださいね。自分の身体に感謝!
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Tam Struck (金曜日, 03 2月 2017 15:10)
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